言わない勇気_明太子スパゲッティ
昨日、仕事帰りのJR新快速に大きなトランクを携えた旅行客とおぼしきアジア人女性がボックス席に二人座っていました。その片方のポニーテールの女性が、自分のトランクのせいで四人席のうち一席は誰も座れていないことを気にかけて、大きな身振り手振りで吊り革につかまっている中年のビジネスマンと通路側の席に座っている女性に「(私、端に座ってトランクを通路側に出すから、席を替わって。そしたらあなたも座れるでしょ。)」とジェスチャーで伝えて席替えタイムを始めました。
肩に手を添えられて空いた席を指された中年ビジネスマンは「お、お」みたいな調子で言われるがままに座ったのですが、その隣に立っていた吊り革女性が、明らかに自分の優先権を発動して挙動不信になっていました。
アウェイである外国でも言葉が通じなくてもしっかり意思表示をしている若いアジア人女性に対して、日本人の対応が対照的で印象深い光景でした。
言いたいことは、喧嘩にならない程度には主張しましょうね。
さて、昨日は明太子スパゲッティの夕飯でした。
糖質制限をしているらしい妻に軽く喧嘩を売っています。
<材料(二人分)>
スパゲッティ 150g
明太子 35g
シメジ 1/3株くらい
大葉 2枚
もみ海苔 適量
塩 茹で汁が「塩っぱい」と感じる量
◆ソース
バター 20g
牛乳 1/2カップ
顆粒出汁 中さじ1
マヨネーズ 大さじ1
ちなみに僕の手で人差し指第2間接と親指が重なる輪っかでスパゲティーを握ると、ちょうど150gでした。一度ご自分の目安に測ってみるとよいと思います(笑)。
<調理手順>
①明太子は包丁で削いで皮を取り除く
②お湯を沸かして塩を入れて麺を茹でる。シメジも一緒に茹でる。どうせ混ぜるので麺と一緒に茹でて問題ありません。
③ソースの材料を小鍋で温める。綺麗に混ざらなくてもよい。多分、マヨネーズがダマになります。
④温まったソースをボールに空けて、明太子を入れておく。明太子に火が通った方が好みの方はソースを温める時に一緒に温めてください。
⑤茹で上がった麺をボールに空けてトングで和える。余熱でネットリしてきます。
⑥お皿に麺を盛り付けたらもみ海苔と大葉をトッピング。できあがり!
・・・そもそもなんで明太子スパゲッティを作ったかというと、妻はなにかにつけ大ロットで地方の特産品を取り寄せるクセがありまして。
冷蔵庫に1kgの明太子が解凍されていて、「使う分だけ出してあとはもう一度冷凍する」という一言を最後に子育ての忙しさからか明太子のことをすっかり忘れた様子の妻。
我が家は「気になった人間」「我慢できなくなった方」が手を動かすというチキンレース方式なのです(もちろん妻に任せっきりな事は山ほどありますので感謝しています)。
そんなわけで、冷蔵庫の「あの明太子をなんとかしないと!」といよいよ手をつけた勢いで決まった献立なのです。
とは言え、妻の食べたお皿を洗ったあとに、明太子を小分けにしてラップに包んでいる間にもマツコデラックスの出ているバラエティ番組録画を見ながら声出して笑っているのを見ると、
「買った時のまんま冷凍庫に入れときゃよかったんじゃねーの?」という疑問を禁じ得ません。
ま、口に出しては言いませんけど。
ちなみに妻に聞いてみるとこの日の明太子スパゲッティは「いつもより美味しかった」とのこと。
「(バターとマヨネーズと粉末出汁がいつもより多いんだよ!)」
前言撤回。
言わない勇気。