【呑み撮り】魚の良さは立飲み以上_立呑ホール ぜん _JR新長田
普段の動線とは違うところで呑みたかったのでふらりと寄ってみました。
新長田駅を北側に出て線路沿いを西向きに歩くと、一本目の交差点を挟んで北西にあります。
割と目立った店構えなのですぐに分るはず。
店内に入ると大きくはコの字型のカウンターの周りにテーブルの配置。
中央の板場の店長らしき男性(店長って呼ばれていました)がささっと案内してくれました。
となりには生ビールをがんがん空けながらサッカー談義の女性二人客。
テレビでは全日本バレー中継www
あー、良い感じ、この店。
まずはシュワッとしたのが呑みたくて酎ハイライムをオーダー。
絵的に合せたかったので敢えて一品目から鰯のフライ。だって安かったんだもんの170円!
酎ハイはこっくりした味で美味しかったです。
サーブするところは見ていませんでしたが、シャバシャバ感がなかったので樽ハイなんでしょう。
シロップの量もけちってなくて好印象(普段はプレーン呑みますけどね)。
いきなり揚げ物頼んだので時間差来た鰯フライをまじまじと見つめる。
170円でしっかりタルタルソース盛ってんなー!
時間差イコール、揚げたての証拠。
一口かじってびっくり。
総菜屋にならんでいるような鰯フライの臭みも全く無く、揚げ油も軽くサクッと食べさせる良いお味。
グランドメニューではない、本日のお勧めメニューだったので仕入で決めてるんですよね~。
これが分った時点でぐっと魚メニューに興味がわいてきて。
次のオーダーは鯵のお造り、¥320。
殆どのメニューが¥370で構成されているのに、そこの¥320で勝負してくるのが渋い。
店長が半身を出して、水分とって、中骨切って、お! 皮目を気にして綺麗にしてる・・・の丁寧な仕事の後ろ姿を見ながらワクワク。
供された鯵のお刺身のお皿の何がびっくりしたかって言うと、薬味のネギと生姜のたっぷり感。
ここって大事なんですよ。
彩り添える薬味がべちゃべちゃだったり申し訳程度だとしたら主役もそれなり。
いいねぇ、攻めてるねぇ。
肝心のお刺身は、さすがにイコッてる!(関西の人にしか通じませんかね? 新鮮で食感が良いという意味です)という感動まではいかなかったですけど、¥320で鯵のお刺身を半身頂いてそんな文句を言えばバチが当たります。
大変美味しく頂きました。
なにせ仕事が良かったし。
メニューを眺めていると、とっても気になったレバーのパテを注文。
こちらは実はスパゲッティーメニューもあるし、洋風の一品ものも充実。ワインもボトルで各種揃えているようです。
そこは敢えて山形のばくれんを頼みました。
いやー、フォーマットが和食の立ち飲み屋なのに、レバーのパテ!
メニュー作ったの店長なのかな?
完全、板前出身だと思ってたけど。
レバーのパテはちょっとゆるいですが、しっかり味の嫌みのないパテでした。
集まった面子で料理の嗜好やお酒の好き嫌いがばらばらな時、こんなお店って使い安いですよね。
お勘定しながら思ったのは、「これはカテゴリーキラーだな」ってことです。
パッケージで売ってた居酒屋チェーンってのは、こういう業態にどんどん喰われていってるんでしょうね。
ちょっとだけ苦言を言わせてもらうと、アルバイトの女子高生達がばたつくことが多い事。
一度引っ込んでからのオーダーの聞き直し、頼んでないものを持ってくる、が立て続けにありました。
ま、そんなのも仲間内とわいわい呑んでいたら気にならないんでしょうけどね。
今日は一人飲みだったもので。