鯖とクレッソンでアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
厄払いに行ってきました
二週間ほど前のことですが、妻から「厄払いに行くぞ」とお誘いが。聞けば私は今年本厄を迎えるのだそう。そういったことに全く無頓着な私。「ホンヤクコンニャク」とドラえもんの真似をする私をスルーする妻。私の誕生日もスルーするくせにこういう行事ごとには几帳面な信心深い妻に連れられて近所の神社に行ってきました。
朝ご飯は春を先取りして、キャベツの芽と菜の花のスープ。
食事を済ませて神社に。厄除け大祭の日程が平日だったので、その日曜日には露天はまだまだ準備中でした。
帰りに寄った鮮魚屋さんで、お手頃な鯖が手に入りました。そこで、半分はしめ鯖。半分は妻の大好きな魚を使ったパスタ料理を作ることにしました。
レシピ
<材料(二人分)>
スパゲッティ 160g
鯖の半身 200gほど
クレッソン 60g(4~5枝)ほど
にんにく 小6片(大なら2片ほど)
鷹の爪 2本
オリーブオイル 適量
塩(茹で汁用) 20g
塩コショウ 適量
薄力粉 適量
<調理手順>
- まずはにんにくの下ごしらえをします。にんにくを包丁の腹で叩きつぶして、ヘタと芽、皮を取り除きます。特に芽の部分は焦げやすく、苦みの原因になるのできちんと取り除きましょう。
- 鷹の爪は頭の部分を切り落として、やさしく揉みながら種を出します。種の辛味は刺激が強すぎるので、長時間香り出しをするこういう料理では取り除いておきます。
- フライパンにオリーブオイルを引き、冷たい状態からにんにくと鷹の爪の香り出しをします。IHクッキングヒーターをお使いなら、フライパンの下に布巾を噛ませて、オリーブオイルを寄せてにんにくと鷹の爪がしっかりオイルに浸かるようにしましょう。
- 火加減は小さな気泡が静かに出てくるくらいの弱火をキープして下さい。ここからお湯を沸かしてもいいくらい、ゆっくり香り出しをします。焦がしてしまうとやり直しなので焦らず弱火に徹しましょう。
- スパゲッティーを茹でます。スパゲッティー1人分に対して1リットルと塩10gが目安です。ただ、水の量をきちんと量って茹でる方は少ないでしょうから、分母が不明なところに塩の分量を測って入れても意味がありません。最初はお湯の量も2リットルだったらこの線まで、という目安を見つけて、さらに指定量の塩を入れるとどれくらい塩っぱいものかを味見して憶えておく方が良いと思います。私の中では「けっこう塩っぱい塩水」まで塩を入れた方が美味しく出来上がります。また、一般的には大ぶりなお鍋の中で麺がぐるぐる踊っている方が美味しく茹で上がるという火加減説もありますが、乾麺(特にディチェコ)を使う場合は、ソースが絡みやすくなるように麺の表面に細かい傷が付くようなダイス(麺を押し出し成形するときの金口)を使用しているので、その細かな傷が麺同士がこすれ合って無くならないように静かに茹でるべきという落合務シェフの説を採っています。
- クレッソンはざく切りにしておきます。
- 鯖の半身を大4つ、小2つくらいにカットして、塩コショウして軽く粉をはたきます。
- フライパンで焼きます。中~弱火で皮目と反対側(背骨側)を下に焼きます。皮目を下にして焼くと縮んで見た目が悪くなります。
- あとで盛り付けが楽になるようににんにくと鷹の爪は適当なところで小皿にでもよけておきます。鯖の身がしっかり締まってきたら皮目も焼いてあげます。
- 鯖のお出汁が出るようにゆっくり焼いていきます。ここで、鯖の小さい2きれを細かくほぐして出汁が出やすくなるようにして、スープと一緒に麺に絡める具として使います。
- 麺のゆで加減を確認しながら、茹であがりの直前に鯖の切り身も避難させて、フライパンの火加減を強火にしてから茹で汁をお玉一つ分くらいフライパンに加えてソースを作ります。少しずつ加えながらフライパンを揺すって、乳化させることによって脂と水分がバラバラにならないようにします。一生懸命揺すって下さい!
- 茹で上がった麺を加え、クレッソンも加えて麺を茹できります。
- お皿に麺とクレッソンを盛り付けて、鯖の切り身、にんにくと鷹の爪を盛り付けて出来上がり!
味の感想
あふーー、やっぱ青魚のオイルパスタは美味しい! 妻も「やっぱこれやな」というくらい大好きな我が家の定番です。イワシでもアジでも鯖でも美味しい。スーパーで良さそうな魚が手に入ったらそれで作ればだいたいなんでも美味しいのが凄いところ。 イカもタコも美味しいですけど、お魚のほうがお出汁が出てパスタの味がしっかりするような気がします。
今回はバジルではなくクレッソンを使いましたが美味しかったです。フレッシュバジルが手に入らないときには十分代用できるな、と思いました。
もう少し暖かくなったら、このパスタと良く冷やした白ワインで昼酒したいもんです。
妻に「冷や汁は姑の作ったものしか食べない」と言われた話【アジの塩焼きでアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ】
嫁姑の冷や汁通商協定
私、九州は宮崎県出身です。
宮崎の田舎料理に「冷や汁」というものがあります。焼き魚のほぐし身と焼き味噌、お出汁とキュウリや大葉を混ぜた、ご飯にかけて頂く料理なのですが、手間がかかる分なるほど美味しくて近頃は全国区の料理になりつつあるようですね。
私自身も大好きです。母親がよく作ってくれていました。
そして私の妻も冷や汁が大好き。
大阪女の妻は私と結婚するまではもともと冷や汁なんて知りもしなかったようです。ところが結婚後に母親からの仕送り(という名の米野菜便)に入っていた冷や汁を食べてからいっぺんにファンになった模様。
彼女が他にも好きな料理はいくつかあるんですが、だご汁(すいとんのようなもの)みたいな滅茶苦茶素朴な田舎料理が好きなようです。「帰る田舎があって羨ましい」の感覚なんでしょうか。
話を戻すと、スーパーに小アジが出ていたので妻の好きな冷や汁を作ろうと買い求めて来たのですが、妻には「お義母さんの冷や汁以外は喰わん。あんたは作んな。」と言われてしまいました・・・。
なんとも酷い言われようだな思いながらも、昨年末に実家に帰ったときに母親から冷や汁のレシピを教えてもらおうとしたときにどうも母親が教えたがらなかったことを思い出しまして。本人が作るって送ってあげるから、私には作ってもらいたくないような口ぶり。
なんやこれ、嫁姑の冷や汁通商協定かいな。
私の母親は自慢の冷や汁を妻が美味しく食べていることが誇らしくて、妻は料理を褒めることで素直に姑のこと立ててるんですよね。
・・・男の私が入る余地ないわ。
そんなわけでメニュー変更。
アジの塩焼きと椎茸のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作りました。
レシピ
材料(二人分)
スパゲッティー 180g
小アジ 2~4匹
しいたけ 中3本(60g)
にんにく 小6片(大なら2~3片)
バジリコ 一枝(葉9枚程度)
鷹の爪 2本
オリーブオイル 適量
塩 20g(茹で汁) + アジの塩焼きに適量
調理手順
- アジは塩を振って塩焼きにします。あとで身をほぐしますので、ゼイゴやワタの処理は不要です。
- お鍋に2リットル程度の水を火にかけ、塩20g程度を加えておきます。
- アジを焼いている間ににんにくの下ごしらえをします。包丁の腹でぎゅっと押して潰します。空き瓶を使ったり、手のひらだけで押し潰したりと方法は色々ですが、香りの出方が全然違うので必ず潰してから料理に使ってください。潰した後、皮を剥いてヘタと芽を取り除きます。芽の部分は焦げやすく、苦みの原因になるので必ず取り除きましょう。フライパンに冷たい状態でオリーブオイルを引いて、弱火でにんにくを炒めてください。ちりちりと静かに気泡が出てくるくらいの弱火を維持しましょう。
- 鷹の爪は頭の部分を包丁で切り落として、優しく揉んで種を取り除きます。鷹の爪の辛味はちと暴力的なので取り除いておきましょう。そのかわり、鷹の爪を揉んであげることで細かい亀裂が入って、オイルに香りと味が移りやすくなります。この下ごしらえが終わったら、フライパンのオリーブオイルに加え、にんにくと一緒に香り出しします。
- 椎茸は香りが台無しになるので水洗いはせず、濡らしたキッチンタオルで汚れを軽く拭き取るくらいにしておきます。国産品であればそれで十分です。決して安い食材ではないので丁寧にwww 四等分くらいにカットしておきます。
- フライパンの火加減は弱火のまま椎茸を炒めます。ここでにんにくと鷹の爪の香りが移ったオリーブオイルをたっぷり椎茸に吸わせてあげます。
- このあたりで麺を茹で始めます。
- 焼き上がったアジの塩焼きの身をほぐします。できるだけ大きな塊で身が残るように丁寧に骨を取り除いてあげてください。今回のこの料理で一番面倒な工程ですので、時間があれば先にこの下ごしらえをやっておく方がよいかもしれません。
- アジの身も弱火のフライパンに加えて炒めます。イメージですが、アジのお出汁もオイルに、そして椎茸に入りますように!です。
- 麺のゆで加減をみつつ、茹であがりのちょっと前くらいに茹で汁をお玉ひとつくらいをフライパンに移してソースの仕上げをします。コツは、茹で汁は少しずつ加えてフライパンを一生懸命揺することです。これでオリーブオイルと茹で汁が乳化して一体感のある麺に絡みやすいソースになります。
- 麺も加えてフライパンで茹できります。ここでバジリコの葉も加えて香りだし。バジリコは火に当てすぎると黒くなるので注意してください。
- お皿に盛り付けて出来上がり。鷹の爪は大事な彩りなのでトッピングに活用しましょう!!
味の感想
僕は漁師町の育ちのせいか、魚料理が大好き。
その上、オイルパスタが大好きになった理由は福岡の薬院で食べたイワシのオイルパスタです。
そんなわけで、こういう魚を使ったパスタ料理が大好きなんですよね。
いや美味しいです、これ。
特別な食材なんて全然使っていないんですけど、あまりアジを洋風な料理に使うことはないでしょうから、とっても有り難みが増します。塩気とアジの肉感とにんにくと鷹の爪のパンチ。
みなさん、日本のスーパーの鮮魚コーナーはとっても優秀です。
地魚のスパゲッティ、お勧めですよ。
生のトマトで作るフレッシュトマトソーススパゲッティー、モッツァレラチーズで
そもそもトマトソースって?
妻がお正月食材の通販のときに送料無料の合計代金になるようチーズも何種類か買っていたようです。そして商店街の大売り出しでぶりぶりのトマトも入手してきておりまして。
冷蔵庫の中を覗いてチーズとトマトを見つけて、ふとトマトソースって基本通りに作るとどんなレシピなのか気になって数冊の料理本をめくってみることに。
そこで分かったのは、自分が今までトマトソースだと信じて作っていたのはアラビアータだってこと!!基本を知らないって怖い!!
っということで、真面目にトマトソーススパゲッティを作ることにしました。
とはいえ、僕の持っているレシピ本のほとんどがトマトの水煮缶を使ったもの。
どうにかフレッシュトマトのレシピを探し当てて、調理開始です!!
レシピ
材料(二人分)
スパゲッティ 160g
生トマト 400g
モッツァレラチーズ 100g
にんにく 大2片(小6片)
バジリコ 一枝(葉9枚ほど)
オリーブオイル 100cc
塩 適量
調理手順
- お湯(約2リットル)を火にかけて20gほどの塩を入れて沸かします。
- 下ごしらえをします。トマトは湯剥きしてカットします(私が持っているレシピ本を何冊か見ても皮付きのままソースにしていますが、私は口当たりと仕上がりの絵面が気になるので湯剥きします)。にんにくは香りが出やすいように包丁の腹で押しつぶして、苦みの元になるヘタと芽を取り除いておきます。チーズもカットしておきましょう。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、冷たい状態からにんにくを炒めて香り出しをします。ごく弱火で気泡が静かに立つくらいの火力を維持して、にんにくがきつね色になって芳ばしい香りが立つまで炒めます。そこで火を止めてフライパンの温度を下げます。たくさんのオリーブオイルを使っているので、トマトを入れたときに揚げ物のようになってしまうことを防ぐためだそうです。
- お鍋で麺を茹で始めます。ラ・ベットラの落合シェフの教え通り、ソースが絡みやすくするための乾麺の表面の傷がなくならないようにお湯の中で麺が踊らないように静かに茹でます。
- フライパンにトマトを入れて煮詰めます。せっかくフレッシュトマトを使うので形は残して手早く炒めましょう(反省点:今回は崩してしまったので水分が多く出て、スパゲッティの茹であがりまでに煮詰めきれませんでした)。ここで塩を加えて味を調えます。今回は使い切り分だけの量でしたが、保存して使い回すときは、後から加える副材料の塩味も考慮して控えめな味付けにする事をお勧めします。
- 麺の茹であがりに合わせて、モッツァレラチーズとバジリコを加えてソースに馴染ませます。
- 茹で上がった麺はしっかり湯切りしてソースに加えて、まんべんなく和えて、お皿に盛り付けたら出来上がり!
味の感想
レシピ通りに作らないとしたら、どうしても玉ねぎと黒胡椒を使っていたでしょう。調味料が塩だけのこのソース、やっぱりイタリア料理の歴史というか奥深さを感じさせるシンプルだけと本当に美味しいソースです。
おかんが作ってくれた太ネギだけの味噌汁に相通じる、優しい、ほっこりしたお味。
今回は有りもの食材でモツァレラチーズを使いましたが、今度は本当にシンプルにトマトだけで作ってみたいと思います。
なにせきちんとしたレシピ通りに作ってみることの大事さを痛感したお料理でした。
動物が近すぎる神戸どうぶつ王国
この間の土曜日に近所にある神戸どうぶつ王国に行ってきました。
神戸どうぶつ王国|全天候型対応施設 -花と人と動物のふれあい共生パーク-
この動物園プラス植物園は、とにかく動物との距離が近いのがウリです。
どれだけ近いかというと、
マクロ撮影でも対応できないくらい近い!(写真はカンガルーです)
もはや動物を観に行っているのか、動物が子どもを観に来ているのか分らないくらい近い!!
注意書きもよそでは見ないような事が書いてあるくらい近い!
ここには私の大好きなハシビロコウ先輩がいるのです。本当に格好いいわ~。
入場料も大人1,500円(コンビニなどで前売り券を買うと1,350円)で子どもは3歳まで無料なので、なかなかお値打ちな施設だと思います。
カピバラやアルパカなどタレントも揃っていますし、クチバシの大きな鳥たちがあっちこっちにいますし、鹿やカンガルー、カピバラも足下を歩き回っている異空間。
個人的には羊追いやフリスビーを観られるドッグパフォーマンスショーがお勧めです。近隣にお住まいの方は是非どうぞ!
炊飯器の保温温度って70度だったんですね。ちょっぴり本気のローストビーフを作りました。
肉屋の肉
クリスマスも押し迫った週末、妻が肉屋で400gの牛肉を買ってきました!ふだんはスーパーで切り落とし肉しか買わない自分はちょっとびっくり。何をするの?と私が聞くと、「ローストビーフや!」と。
私は速攻妻にお願いしました。
「僕に作らせてくれ!!」
そんなわけで、この塊肉をきっかけに、今年のクリスマスはきちんと料理を作ることにしました。夫婦二人の時はテレもあるのか、適当に済ませていたクリスマスも娘ができると大事な家族行事になるものです。
レシピ
材料
牛モモ肉 400g
にんにく 小2片
玉ねぎ 60g(1/2個)
セロリ 35g(1本)
白ワイン 1/2カップ
水+顆粒コンソメ 180cc+小さじ1
醤油 大さじ1
バター 5g
オリーブオイル 適量(今回はお肉屋さんが付けてくれた脂)
塩 適量
ホール黒胡椒 適量
調理手順
- モモ肉の仕込みをします。料理の前日に、刻んだにんにく(小1片ほど)、塩胡椒を肉にすり込んでラップでくるみ、冷蔵庫に寝かせます。
- 肉を焼く前に肉を冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。夏場であれば1時間、冬場であれば3時間ほど置いておきます。冷たいままのお肉を焼くと、肉汁が外に出てしまう原因になってしまいます。これ、めちゃくちゃ大事です。
- 炊飯ジャーにお肉がまるまる浸かるくらいの適量の水を入れて、保温状態にしてお湯を温めておきます。
- セロリ、玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにしておきます。
- フライパンにオリーブオイル(今回は肉脂)を引いて、モモ肉を焼きます。フライパンから少し煙が立つくらいの温度で思いっきり焼きましょう。この料理に限って言えば、短時間高温で肉の表面にメイラード反応を起こすのが良しのようです。
- 焼き上がったお肉はフリーザーパックに入れて、炊飯器で火を通します。我が家の炊飯器は保温で70度でしたので、お肉を入れてふたを閉めたらスイッチを切って30分放置しました。高い温度で火を通すのは肉の大きさと温度管理の関係に神経質にならなきゃならんので、でるだけ60度に近い温度で均一に火を通した方が失敗が少ないと思います。
- 肉を焼いたフライパンで玉ねぎ、セロリ、にんにくを良く炒めて、白ワイン、水+顆粒コンソメ、醤油を加えて煮詰めたら裏ごしします。
- 裏ごししたソースを鍋に空けてバター、塩、胡椒で味を調えて煮詰めます。これでグレービーソースの出来上がり。片栗粉を入れてとろみを付けるのが正しいようですが、だまが出来て失敗することの方が多いので僕はやりません。
- 炊飯器から出したモモ肉を常温で休ませます。
- 肉汁が落ち着いたら薄切りにして盛り付け、ソースをかけて出来上がり!残念がら今回はなかったのですが付け合わせにはクレソンが気分ですね。
味の感想
まずは炊飯器から出した段階で肉汁のドリップは少なかったと言うことで、焼く前にしっかり常温に戻すというのは正解だったと思われます。肉の中心も火が通っていながら綺麗なピンクで大成功。
味はさっぱりしたグレービーソースが良く合って、とっても美味しかったです。
今回は色々と気になってずっとにらめっこでこの料理をしていましたけど、慣れれば基本放置料理。一発勝負の味付けはないので、何品か準備したいときには心強い料理ですよね。
何よりルックスが華やかなのが良い。
目出度いときにまた作ろう!と思う一品でした。
今回参考にしたレシピ
元旦二日ですがお節以外のものを食べたくなったので明太子クリームスパゲッティーを作って食べました
あけましておめでとうございます
新年早々、去年の話で恐縮ですが、12月30日には地元のセンパイと二人忘年会をして5軒ハシゴ酒。
おかげ大晦日は酷い二日酔いで廃人。
大掃除せず・・・。
明けて元旦、早朝から38度の熱で初日の出を見に行けず、妻に怒られました。
元旦の夜は妻に作ってもらったお雑煮と買ってお取り寄せしたお節。
「なんや今年は自分でお節作るだの言うとったけど、年末年始ぜんぜん使いもんになれへんやんけ。信用せんでよかったわ!」云々の説教を頂きながら美味しく夕飯を食べました。
黙って。
元旦二日、ゆっくり起きてお腹も空いたので台所に立ちました。なんだかお節をつつく気分でもなかったので冷蔵庫の有りものでスパゲッティを作ることに。
2017年スパゲッティ初め、行ってみましょう!!
レシピ
材料(1人分)
スパゲッティ 75g
辛子明太子 30g
卵黄 1個
生クリーム 100cc
バター 10g
マヨネーズ 中さじ1
顆粒だし 小さじ1
もみ海苔 適量
調理手順
- スパゲッティをしっかり塩のお湯で茹でる。塩はお湯1リットルあたり10gが目安です。味見して「塩っぱい」と感じるくらい。ラ・ベットラの落合シェフの本に書いてあったのですが、スパゲッティを茹でるときはぐらぐら煮立たせないようにするそうです。スパゲッティーの表面にはソースが良く絡むように細かな傷がわざとつけてあるので、麺同士がこすれてその傷が取れてしまわないように静かに茹でたほうが美味しく仕上がるのだそう。これまで、鍋の中で麺がぐるぐる回っている方がいいと思っていました!
- 生クリームを鍋でゆっくり温める
- 生クリームにバター、マヨネーズ、顆粒だしを加えてよく混ぜる
- 茹で上がったスパゲッティはしっかり湯切りをして鍋に加え、クリームソースをしっかり馴染ませる。
- 火を止めて、明太子、卵黄をお鍋に加えて良く和える。
- お皿に盛り付けてもみ海苔をトッピングしたら出来上がり!
味の感想
もみ海苔をトッピングするような和風スパゲッティーの味ではなくなっていますね(笑)カルボナーラに片足を突っ込んだ濃厚なクリームスパゲッティーの出来上がりです・・・。明太子の味は十分に出ているので、骨格は良いのですが、顆粒だしがどこにいったかわかんなくなっていました。
バターとクリームをもう少し抑えてお出汁を前面に出した方がいいかな?なんて思いながらも、このこってり濃厚なレシピも捨てがたいので、次回はもみ海苔抜きの顆粒コンソメで作ってみるのも良いかと考えています。
美味しかったです。ご馳走様でした。
ワインもパンも止まらなくなる鶏レバーのパテ
クリスマスがやって来る!
クリスマスも近い12月後半、妻がお肉屋さんで塊肉を買ってきていました。何するの?と聞くと今年はしっかりクリスマス料理を作りたい、ローストビーフ用だと。なるほど今年は連休でもあるし、ちょっぴり本気出してクリスマス料理を作ろう!って事で一品は鳥レバーのパテを作ることにしました。
手間はかけるけど、できるだけ特別な材料は使わないレシピにしました。鳥レバーもスーパーに売っているもので十分美味しく出来ます。
今回は牛乳の中で一晩放置の血抜きをしましたが、水で一時間というレシピもあります。
レシピ
材料(小瓶三つ分)
鳥のレバー 550g(2パックほど)
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1本
にんにく 小4片
オリーブオイル 適量
赤ワイン 1カップ
顆粒コンソメ 6g
ローリエの葉 2枚
塩 5g
バター 10g
生クリーム 1/2カップ
調理手順
- 鶏レバーの掃除をします。三つくらいの部品がつながっているレバーの連結部分を中心にそれぞれに包丁を入れて切ります。そこが血管の走る部分だからです。
- すると、断面にこのような血合いが現れます。これを流水で洗い、時には爪楊枝などで掻き出して徹底的に取り除きます。血合いは臭みの元になるので、この掃除をマメにすることが味の半分くらいを決めてしまうといってもいいくらい大事な作業です。
- ためた水で優しく手洗いして血抜きをして3回くらい水を替えてあげます。そのレバーを牛乳でひたひたにして一晩冷蔵庫保管をして臭みを抜いてください。
- 一晩経つとこんな風に血が抜けています。上の写真がビフォワー、下の写真がアフターです。軽く水洗いをして水気をとっておいてください。
- 玉ねぎ、セロリを粗みじん、にんにくをみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを引いて、玉ねぎ、セロリ、にんにくを弱火で炒めます。軽く塩コショウします。
- 玉ねぎ、セロリが半透明になったらレバーを加えて炒めます。レバーには軽く塩コショウします。フライパンの温度が下がりすぎないように中~弱火を調節して下さい。
- レバーに火が通るにつれて水分が出てきますので、さらにそれが煮詰まるまで炒めます。
- 水分が減ってきたところで赤ワイン、顆粒コンソメ、ローリエの葉を加え煮詰めます。焦げないように火加減には注意してゆっくり煮詰めて下さい。
- いよいよミキサーの登場ですが、その前に保存用の瓶を煮沸消毒しておきましょう。
- 粗熱が取れたらミキサーで撹拌します。粗くペースト状になったら生クリームとバターを加えて滑らかになるまでミキサーにかけます。その途中で少しずつ塩を加えて、味見をしつつ味を調整してください。
- すぐに食べるのであればカップに、保存用には小瓶に入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
- 出来上がり!
味の感想
メゾン・ムラタのバゲットと一緒に頂きました。前の晩から仕込んだだけあって臭みもなく、上品で滑らかに仕上がりました。美味しかったです!匂いに敏感でクセのあるものが苦手な妻もぱくぱく食べていたので大成功ですね!
時間と手間はかけますが、一発勝負の工程や難しい火加減、味付けはないので実際は簡単料理です。保存が効きますし、余裕のあるときは是非チャレンジしたいお料理です。食卓が華やかになる一品だと思います。
クリスマス料理仕込みの合間のまかないパスタ_セロリの葉っぱとミニトマトでツナチーズマカロニ
はじめに
今年は頑張ってクリスマス料理を作るぞ!ということで天皇誕生日のお休みを利用して前日から仕込みをしていました。クリスマス・イブの12月24日も朝からお料理。
妻に朝ご飯を作ってあげて、まずは鶏レバーのパテの仕込みをせっせとやっておりました。すると妻から予約しているケーキを取りに行くぞとお達しが。犬のお散歩ついでに家族全員でケーキ屋さんまで歩いて行きました。
自宅に帰り着くと、ちょうどお昼を過ぎた頃。妻に尋ねると「お腹すいた」ってことでちゃちゃっとまかないスパゲッティを作りました。
レシピ
材料(二人分)
マカロニスパゲッティ 140g
ツナ 70g(缶詰一缶分)
6pカマンベールチーズ 2ピース
セロリの葉っぱ 50g(二束分くらいです)
ミニトマト 6個
にんにく 小2片
塩 30g
ホールの黒胡椒 適量
調理手順
- にんにくは包丁の腹で押しつぶして、ヘタと芽を取り除きます。フライパンにオリーブオイルをひいて、冷めた状態からにんにくの香り出しをします。ごく弱火で、チリチリと静かに泡立つ火力を維持してください。
- お鍋に2リットルほどのお湯を沸かし、塩を入れます。今回は他の味付けがないので強めの塩加減です。
- その間にミニトマトの湯剥きをします。ヘタを取ったミニトマトの頭の部分に浅く十字の切れ込みを入れて湯がき、冷水で冷やします。実が壊れないように優しく皮を剥いてあげてください。
- フライパンにツナを入れてにんにくと一緒に炒めます。ツナの油とオリーブオイルが混ざったらセロリの葉っぱを入れてしんなりするまで炒めます。
- マカロニが茹で上がりそうな時間を見計らって茹で汁を50ccほどフライパンに移して煮詰めます。
- 茹で上がったマカロニは湯切りしてフライパンへ。カットしておいたチーズとミニトマトを加え、カマンベールがとろっと全体に絡むよう混ぜ合わせます。
- お皿に盛り付けて、黒胡椒を挽いて出来上がり!
味の感想
安いチーズでも十分美味しいです。セロリの葉っぱの苦みが爽やかさを添えて、ミニトマトはほっこりした甘み。チーズとコラボしたツナがしっかりと旨味を感じさせて、思いつきにしてはなかなか良いバランスのパスタ料理になりました。
クリスマス料理で準備したセロリの葉っぱの有効活用レシピでした。