ピケティ的には95円の缶詰ってどうなの? 【菜の花とオイルサーディンのスパゲッティ】
台所に立っていると、突然妻が「ピケティの本持ってないんかい!?」と。
「は!!!????」
「知らんのかい、今めっちゃ売れてる本を!!」
「それは・・・『21世紀の資本』のこと?(今日の昼ご飯となんの関係があるの?)」
「せや、それやそれ。持ってへんのかいな?」
「6千円もするから・・・自分は持ってはいないけど、解説本ならもっと安くで買えるんじゃない?」
「いや、ええねん、あれ、うちが言いたいことだいたい書いてあんねん」
「!!!!!!!!!!!(なんだその上から目線?)」
っというわけで、春よ来い。
菜の花と95円の缶詰を使った手抜き昼食。
経済的合理性はただちに悪とは言い切れません。
材料はこんなもの。椎茸とトマトは冷蔵庫にあった端野菜。無くてもいいです。
まずは一切に手を付ける前にお湯を沸かして麺を茹でましょう。それと平行しての段取りで十分です。
オイルサーディンはグリルで温めておいてください。弱火でゆっくり。ぐつぐつ言うまで。
トマトは皮に切れ目を入れて、麺を茹でているお鍋で茹でれば綺麗に湯むきできます。
これはカットしてボウルにあけておきます。
その他の野菜も麺の茹で汁で茹でてボウルに移しましょう。
わざわざ麺を茹でているお鍋で野菜に火を通すのは、せっかくお塩とグルテンの味が出ているスープを使わない手はないからです。洗い物のも減りますし。
オイルサーディンはぐつぐついってきたら、これもボウルに移して、身を二つに切るくらいにざくざくほぐします。細かくほぐしすぎると出来上がりに姿形が見えなくなるので、あくまで粗ーくほぐしてください。
マヨネーズ、辛子とボウルに投入し、アルデンテに茹で上がった麺を移したら軽く塩コショウをして優しく和えて出来上がり。
総括すると、具材がぼろぼろになるのを嫌ったんですが仕上げはフライパンでやった方がいろいろ気を遣わなくて済むので、却って簡単なような気がしました・・・。
にんにくもオリーブオイルも使いませんでしたが、辛子マヨネーズはパスタソースとしてとても優秀。美味しかったです。
普通のオイルサーディンを使うのであれば、マヨネーズと辛子の量は減らしてください。
今回のはこの格安缶詰を使うのでパンチを出すためにソースの骨格のメインにマヨネーズと辛子を据えましたが、味のしっかりした缶詰なら隠し味程度のほうが良いと思われます。