「見せてもらおうか、95円の缶詰の実力とやらを」_【アンチョビとキャベツのスパゲッティ】
スーパーで95円のアンチョビの缶詰を見つけました。
ペルー産、大阪のトマトコーポレーションというところが輸入販売しているようです。
同じトマトコーポレーションのオイルサーディンも95円で売っていたので、2缶ずつ購入。アンチョビの方を今日のお昼に早速使ってみました。
材料はこれだけ。あとはオリーブオイルとお塩と水。
料理の手始めは、とにもかくにもにんにくの皮むきから・・・
へたを切り落としたら、包丁の腹で潰して、芽の部分は取除いてください。苦みの原因になります。焦げやすいですしね、ここ。
鷹の爪は頭の部分だけを切って、タネをもみほぐして取りだしておいてください。
タネをソースにいれてしまうと辛味の刺激が強くなりすぎます。それと、私個人的にはトッピングで映える一本ものの鷹の爪を使うのが好きで、ばらばらになるのを避ける為に頭のほうだけちょきん、と切ってタネを出します。
言わずもがなですが、フライパンは冷たいところへ材料とオリーブオイルを投入して、ゆっくりオリーブオイルと材料を温めて下さい。細かい泡が立っている状態でも、裏返すと結構焼き色がついていたりするので、のんびりいきましょう。
ここで鍋に火をかけたり、お野菜のカットをしたりしても十分段取りよく進めます。
お鍋にたっぷりのお湯を沸かして、塩を入れます。
普通は「ちょっと塩っぱすぎない?」くらいの塩味にしても大丈夫ですが、今回はアンチョビをソースに使うので、「美味しい塩水」くらいの塩加減にしました。
そして、スパゲッティの麺をお鍋に入れたら、トングか菜箸でお湯から飛び出している麺がないようにゆっくりかき混ぜます。麺がある程度の柔らかさになったら沸騰したお湯で麺が洗濯機の中の洗濯物みたいにぐるぐる回っている状態を維持しましょう(笑)
今度はフライパンにうつります。
ここではまだ時間的に余裕があるので、アンチョビを綺麗にオイルに並べます。
オイルに接する面積を広くしたいというのと、固まって火が入ると、後でモロモロに崩れちゃうからです。
3~4分してアンチョビの温度も上がって、泡を出し始めたら今度は野菜を並べます。
ずっと弱火ですよ~。
アンチョビが崩れるのは避けたいので、野菜炒めのようにフライパンを煽りながら火を入れるのはやめましょう。蓋をしてゆっくり火を通してください。ここでキャベツの甘みを出さないと、完成品の味のバランスが悪くなってしまいます。
すでに写真のピントが合わなくなってきていますが、麺の茹であがり以降は撮影の余裕がありませんでした・・・。
ちなみに私はここで、トッピングのためににんにくや鷹の爪は別のお皿に避難させておきます(行方不明になるから)。崩れやすい具材も避難させておくのも手です。
さ、集中力を高めて仕上げです。
麺がアルデンテまで1分ほどのところでフライパンに移します。
ここで強火に。
茹で汁もお玉一つ分くらいをフライパンにゆーっくり注ぎながらフライパンを細かく揺すります。オイルと茹で汁を綺麗に乳化させるためです。
茹で汁を注ぎ終わったら、トングか菜箸で麺をクルクル回しながらソースを煮詰めます。制限時間は麺がアルデンテに茹で上がるまで!
ソースが白っぽく濁れば成功♪
食べてみて油と塩味がばらばらに感じるようであればこの工程がうまくいっていないのが原因です。
で、盛り付けて完成。
肝心の缶詰の味ですが、合格!
だって安いモン。
旨味というかパンチは、まぁ安いなりのそこそこのものなんですが、ちょうど使いやすい分量(要するにちょっと少ないww)でありますし、パスタ料理をするっていっても一人分か二人分ですよ、という方にはとても使いやすい缶詰だと思います。
うちではレギュラー入りさせます!